JA(農協)の相続手続きについて【公式HPより詳しく解説!】
※JA(農協)のホームページではありません
当事務所はJA(農協)の問い合わせ窓口ではありません。相続発生のご連絡や必要書類の確認等については直接JA(農協)へお問い合わせください。
JA(農協)の相続手続きを忘れずに!
JA(農協)は、全国の農家を支援する共済事業などを行う農業協同組合で、全国の各地域ごとにJA世田谷目黒、JA横浜など地域名を冠した組織が存在します。
JA(農協)の相続手続きはお早めに!
全国に民間最大級の店舗網を展開している「JAバンク」の構成員として、一般の金融機関と同じように預金や融資などの業務も行っています。
JA(農協)では、出資金や建更(建物更生共済)など特殊な手続きが必要なケースが多いにもかかわらず、公式ホームページに相続手続きに関する案内がほとんどありません。
そこでここではJA(農協)の相続手続きの流れ、手続きに必要な書類、手続きでつまずきやすいポイントなど、JA(農協)の相続手続きにお困りの方へのお役立ち情報をご案内させていただきます。
相続手続きを始める方は、まずはJA(農協)の口座がないかどうか確認してみましょう。
JA(農協)の相続手続きに関する無料相談実施中!
JA(農協)の預金の相続手続きをはじめとして、お客様にどのような手続きが必要なのかをご案内させていただくため、当事務所では無料相談を行っています。
当事務所では、JA(農協)の預金の相続手続きに関して、数多くのご相談とご依頼を受けています。
このような豊富な相談経験を活かし、お客様に必要な手続きと最適なサポートを提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
お電話でのお問合せはこちら(通話料無料)
0120-546-069
JA(農協)の相続手続きの流れ
JA(農協)の預金の相続手続きの流れは、事情によって多少異なりますが、おおむね以下の通りです。
※クリックするとそれぞれの手順についての詳しい記述に移動します。
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以下、それぞれの手順について詳しく解説します。
JA(農協)の相続手続きの流れ・必要書類について
Step1
取引店へ連絡する
JAの相続手続きは各農協ごとに若干異なりますので、まずは取引店へご連絡ください。取引内容、相続のケースに応じ、具体的な手続き方法を案内してくれます。
全国のJAはこちらから検索できます。
- 問い合わせの際には、預金通帳とカード(あれば遺言書)を手元に用意すると、スムーズに話が進みます。
- 亡くなったことを伝えた時点から、相続手続きが完了するまで、亡くなった方の口座からの預金の引き出し、引き落とし等はできなくなりますのでご注意ください。
- 亡くなった方の口座が不明な場合には、その旨を伝えれば全店照会(名寄せ)をしてくれます。名寄せにより他の支店に口座があることが判明することもあります。不明な口座がある事がわかったら、残高証明書などを取得して調査をしておきましょう。
- 来店の際は、運転免許証・健康保険証等の本人確認書類もご持参ください。
Step2
必要書類を準備する
JA(農協)の相続手続きに必要な書類は、相続関係その他の事情によって多少異なりますが、概ね以下の通りです。
※融資取引がある場合など、相続のケースや生前の取引内容によってはこれ以外の書類が必要になることもあります。詳しくはお取引店にお問い合わせください。
1
原則として必要な書類
被相続人(亡くなった方)の戸籍謄本等(除籍謄本・改製原戸籍謄本含む) | 原則として被相続人が生まれた時から亡くなった時までの連続した戸籍謄本等。 |
---|---|
相続人全員の戸籍謄本 | 亡くなった日以降に発行された相続人の現在の戸籍謄本。被相続人と同一戸籍の方については不要。 |
相続人全員の印鑑証明書(発行後6か月以内のもの) | 相続人全員分 各1通(海外にお住まいの方は、在外公館交付のサイン証明書・在留証明書等) |
通帳・証書・キャッシュカード・出資証券等 | 紛失している場合は不要。 |
相続手続依頼書 | 金融機関所定の書類。 |
2
場合によって必要な書類
【1】遺産分割協議が済んでいる場合
遺産分割協議書 | 相続人全員の署名押印(実印)がある原本 |
---|
【2】公正証書遺言による場合
a.遺言執行者なしの場合公正証書遺言書 | 家庭裁判所の検認は不要。 |
---|---|
b.遺言執行者ありの場合①公正証書遺言書②遺言執行者選任審判書③遺言執行者の資格証明書・印鑑証明書・身分証明書 | 遺言書で遺言執行者が指定されている場合は②は不要。 |
【3】自筆証書遺言による場合
a.遺言執行者なしの場合①検認済自筆証書遺言書又は②遺言書情報証明書 | 法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用していた場合は②、それ以外の場合は①。 |
---|---|
b.遺言執行者ありの場合上記①又は②に加えて③遺言執行者選任審判書④遺言執行者の資格証明書・印鑑証明書・身分証明書 | 遺言書で遺言執行者が指定されている場合は③は不要。 |
Step3
戸籍等の必要書類を提出する
戸籍等の必要書類が揃ったら、窓口に持ち込んで、又は郵送で提出します。
なお、JA(農協)では、相続手続きに関して、通常の金融機関のように相続センターなどの専門部署で一括して管理・対応しているわけではなく、各農協・各支店ごとに対応しています。
書類の確認等もその支店で行っているため、早い場合は書類を提出したその日に振り込みが完了する場合もあります。(逆に担当者が休みの場合や手続きに不慣れな場合はかなり時間がかかることもあります。)
この点はJAと他の金融機関との大きな違いです。
JA(農協)の預金等の相続手続きについては、下記の2つの方法があります。
【解約払戻】
預金等を解約して、現金(振込)によって支払いを受ける手続き。
【名義変更】
預金等の名義人を、被相続人から相続人に変更する手続き。
※定期預金等で解約せずにそのまま引き継ぎたい場合などに名義変更を行います。
普通預金については解約して返戻を受けることがほとんどでしょうが、金利が高い定期預金や、投資信託、国債等の金融商品については、どちらの方法で手続きを行うかあらかじめ考えておきましょう。
手続きによって必要書類が異なる場合もあるので注意しましょう。
※金融商品等の内容によっては、解約返戻又は名義変更のどちらかでしか手続きできない場合もあります。
Step4
払戻・名義変更等が行われ、手続き完了
提出書類に不備が無ければ、通常翌営業日~1週間くらいで指定の口座に振込み等が行われ、手続き完了となります。
最初の問い合わせ先、予約、郵送手続きについて
JA(農協)の相続手続きについて、最初の問い合わせ先、取引店以外での対応の可否、事前予約の要否、郵送手続きの可否については以下の通りです。
問い合せ先 | 取引のあった支店 (取引店が不明な場合は亡くなった時の住所の最寄りの支店にご相談ください。) |
---|---|
取引店以外での対応 | 原則不可 (遠方の場合は取引店にご相談ください。) |
来店の際の事前予約の要否 | 原則不要 (事前に電話で連絡しておくとスムーズなご案内が可能です。) |
郵送による手続き | 対応可 (遠方の場合や特別な事情がある場合は対応してくれます。詳しくは取引店にご相談ください。) |
残高証明書や取引履歴の発行について
相続税申告が必要な場合など、相続の状況によっては、残高証明書や取引履歴(取引明細や入出金明細という事もあります)が必要になることがあります。
被相続人の残高証明書については、共同相続人の一人からや遺言執行者等の請求により発行が可能です。この場合、以下の書類が必要となります。
【必要書類】
- 被相続人(亡くなった方)の戸籍謄本(死亡の記載のあるもの)
- 請求者が相続人であることがわかる戸籍謄本等
- 請求者の実印および印鑑証明書(6か月以内のもの)
- 残高証明書発行依頼書(金融機関所定の書類、取引店でもらえます)
上記書類をご持参のうえ、取引店窓口にお申出ください。取引履歴についても基本的には同様の取扱いとなりますので、窓口にお問い合わせください。発行手数料は各農協ごとに異なります。
なお、残高証明書請求の際は必ず亡くなった日時点での残高証明書を請求してください。また、定期預金がある場合は必ず亡くなった日時点の既経過利息を記載するよう依頼してください。
出資金(出資持分)について
JA(農協)では、最初に口座を開設する際に出資をして組合員になっている場合があります。
出資金は預貯金と同様、相続財産となり、相続人への名義変更や解約返戻が可能です。
預貯金の相続手続きをする際に出資金についても手続きをすることになりますが、出資金の払戻(脱退)は、原則として事業年度終了後に行われる総代会の承認後に行われます。
場合によっては預貯金の払い戻しからかなり時間が経った後に出資金が振り込まれることもあるので、誰が受け取るかなどについて、注意が必要です。
※出資金を相続する方の居住地域によっては、総代会の承認を待たずに払戻しが可能なケースもあるようです。詳しくは各農協にお問い合わせください。
また、相続税申告が必要な場合は、出資金も申告対象財産となるので、出資金の残高証明書も忘れずに請求しましょう。(預貯金の残高証明書とは別途請求が必要になります。)
なお、相続による名義変更(相続加入)には期限があるので、お早めに各支店にご確認ください。
出資金の相続手続きについてくわしくはこちらをご覧ください。。
建更(建物更生共済)について
JA(農協)では、建物や家財を対象とする損害共済(保険)契約として「建物更生共済(むてきプラス)」という商品を販売しています。(建物更生共済を略して「建更(たてこう)」と言います。)
JAの建物更生共済は、通常の掛け捨て型の火災保険契約等と異なり積立型のため、満期時に満期共済金が支払われるという特徴があります。
また、満期前に解約した場合は加入期間に応じて返戻金が支払われます。
建物更生共済の加入者が亡くなった場合、共済契約に関する権利は相続財産となり、相続人への名義変更や解約して返戻金の支払いを受けることが可能です。
また、相続開始時点での解約返戻金の額が相続税の課税対象財産となるため、相続税の申告が必要な場合は、解約返戻金相当額の証明書を発行してもらう事を忘れないでください。
建更の名義変更や解約、証明書の請求手続き等は預貯金とは別途手続きが必要となり、JA共済が対応します。
ただし、預貯金の相続手続きの際に一緒に申し込めば、ほとんどのケースで一緒に必要書類等を案内してくれます。(手続きの進行や終了時期は異なります。)
故人の共済契約があるか不明の場合は、念のため共済契約の有無についても確認しておきましょう。
建物更生共済の相続手続きについてくわしくはこちらをご覧ください。
貸金庫について
亡くなった方が金融機関に貸金庫をお持ちだった場合、預貯金等の相続手続きの際に、貸金庫についても解約(または名義変更)を行う必要があります。
貸金庫を利用していたかどうか確認する方法ですが、金融機関に直接確認するほか、通帳の履歴を見ることで判明することもあります。(年に1回”貸金庫利用料”等の名目で引き落としがされていることが多いです)
貸金庫の中に遺言書や預金通帳など相続に関係する重要な資料が保管されていることもあるため、故人名義の貸金庫契約がある事がわかったら、できるだけ早めに中身を確認しましょう。
なお、遺言執行者がいない場合、確認のためには原則として相続人全員の同意が必要です。
相続人の数や取引のあった金融機関の数が多ければ、その分相続手続きも手間と時間がかかります。当事務所では各種金融機関の名義変更もまるごとサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
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死後手続き・相続手続き代行についてくわしくはこちら
JA(農協)の相続手続きのつまずきポイントについて
JA(農協)を含む金融機関の相続手続きをご自身で行う場合、多くの方がつまずくポイントとしては、主に以下の4つが挙げられます。
1
平日に窓口に行く時間が取れない。
金融機関の窓口は、ほとんどの場合15時で閉まってしまいます。中には14時までに受付をしないと駄目、というところもあります。
仕事や家事育児などで忙しい中、わざわざ時間を作って出向くのは厳しい…という方も多いのではないでしょうか。
2
せっかく時間を作って役所や金融機関に行ったのに、窓口が混んでいて長時間待たされた・手続きができなかった。
相続手続きについては、担当者が決まっていることが多いため、窓口が混んでいる場合、1時間や2時間待たされることも珍しくありません。仕事の合間を縫って窓口に行ったのに、待たされた挙句、結局時間切れで手続きができなかった…という事もあるかもしれません。
また、法務局や金融機関によっては、事前に予約をしないと相談や書類の提出を受け付けてくれない所もあります。そのことを知らずに窓口に行ってしまい、せっかく仕事を休んだのに無駄足になってしまった…という話もよく聞きます。
特に最近は新型コロナウイルスの影響で、勤務する人数の制限や、入場できるお客様の人数を制限している所も多いため、長時間待たされたり、予約を取れるのがかなり先の日付になってしまうことが多いようです。
3
金融機関や役所の担当者に間違った案内をされても気づかない。こちらが正しいことをうまく説明できない。
相続をめぐる事情は十人十色のため、イレギュラーな事態は普通に発生するのですが、手続先の担当者は法律家や相続の専門家ではないことがほとんどのため、基本的にマニュアルに沿った対応しかできません。
イレギュラーな事があると、確認に時間がかかったり、最悪の場合、間違った対応をされてしまう事さえあります。(本当は不要な書類を提出してくれと言われたりとか)
そのような対応をされた場合でも、間違っていることがわからなければ、指示に従わざるを得ないでしょうから無駄な手間がかかることになります。
また、仮に相手が間違っていることが明らかでも、こちらが正しい事をきちんと説明してスムーズに手続きを進めてもらうよう取り計らうのは、一般の方には難しいでしょう。
そのような要領を得ないやり取りは、思った以上に非常にストレスになるものです。
特にJA(農協)では、相続の専門部署が一括して対応するわけではなく、各支店ごとの対応となるため、担当者が不慣れな場合はかなりストレスがたまるかもしれません。
4
出資金や建物更生共済など、特殊な相続手続きが多く混乱する。
JA(農協)では、預貯金の相続手続きのほかに、出資金や建更(建物更生共済)の相続手続きが必要になることも多いです。
これらの手続きはメガバンクや地銀等では必要ない手続きであり、他の金融機関でスムースに手続きができたので、そのつもりで手続きしたところ、必要書類が多く、しかも名義変更の方法や払戻の時期等についての説明が複雑なため、理解できず混乱してしまったという声をよく聞きます。
また、建更が相続財産として遺産分割や相続税申告の対象になることを知らず、後で相続人間でトラブルになったり、証明書の取得に手間取ったというケースも少なくありません。
※建更は契約期間が長いため、満期金や解約返戻金が100万円を超えることも珍しくありません。
死後手続き・相続手続き代行についてくわしくはこちら
JA(農協)の相続手続きの代行を当事務所に依頼した場合
JA(農協)の相続手続きについては、上記のようなつまずきポイントがあるため、ご自身で行おうとしたものの、やっぱり専門家に依頼することにした、という方も多いです。
当事務所では、面倒な相続手続きをまるごとおまかせできる「相続まるごとおまかせプラン」をはじめとした相続代行サービスを提供しているので、JA(農協)の相続手続きについても代行が可能です。
JA(農協)を含む金融機関の相続手続きを、当事務所にご依頼いただいた場合の主なメリットは以下のとおりです。
メリット1
死後に必要な100種類以上の手続きについて正確に把握しているため、お客様にどの手続きが必要かをご案内することが可能です。お客様の方でどのような手続きが必要かを一つずつ確認する必要はありません。
メリット2
金融機関とのやり取りは基本的に当事務所が行うため、お客様が連絡をしたり、窓口に行ったりする必要はありません。
メリット3
相続を専門とする事務所のため、戸籍の収集作業に長けており、相続関係が複雑でも、迅速に戸籍収集を完了させることが可能です。
メリット4
難しい法律問題や手続きの内容についても、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく説明させていただきます。
メリット5
これまでの相続手続きの豊富な実績から、手続先の担当者に間違った案内をされても、根拠をもって正しい対応を求めることが可能なため、余計な時間や手間がかかりません。
メリット6
出資金や建物更生共済の相続手続きについても経験豊富なため、効率よく手続きを進めることができ、最短で完了させることが可能です。
メリット7
これまでにたくさんのお客様からご依頼をいただき、ご満足の声をいただいておりますので、安心しておまかせいただけます。
お客様の声はこちら
【ご自身で相続手続きを行った場合】
相続手続きが完了するまで、各所すべてに自分で連絡を取り続けなければならない
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やりとりは当事務所1か所だけでOK!
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相続まるごとおまかせプランについてはこちら
面倒だけどやらなきゃダメ? 相続手続きを行う必要性・メリットとは?
JA(農協)の預金の相続手続きや、その他の相続手続きを行うことを面倒に感じている方も多い多いかもしれません。
しかし、相続手続きを放置してしまうと、時間が経てば経つほど様々な問題が発生し、解決するのが難しくなります。逆に相続手続きを早期に行うメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
1.相続人間のトラブルを防ぐことができる
亡くなった方の財産について、誰がどのような割合で取得するかをきちんと決め、遺産分割協議書を作っていたのに、その後の名義変更や解約手続きを放置していたせいで、後々相続人の間でトラブルになってしまったというケースは少なくありません。
例えば、必要書類の手配をめぐってトラブルになってしまうケースです。
金融機関での相続手続きの際は、相続人の印鑑証明書は発行から6か月以内のものを求められます。
期限を過ぎてしまったので取り直しをお願いしたところ、やっぱり気が変わったと言われ遺産分割のやり直しを主張されてしまった方や、そもそも連絡がつかなくなってしまった方も今までにいらっしゃいました。
また、2019年の民法改正によって、法定相続分を超える部分の取得については相続登記が対抗要件となったため(民法第899条の2)、他の相続人が事実と異なる登記を勝手に行ったとしても、そのことを知らない第三者には権利を主張できなくなってしまいました。
相続登記を放置してしまうと、本来貰えるはずの権利を失ってしまう可能性があるということです。
これらのトラブルは、相続手続きを速やかに完了させることで、未然に防ぐことができます。
当事務所の相続の解決事例はこちら
2.借金等の債務を回避することができる
亡くなった方に借金などの債務がある場合、原則として相続人が引き継ぐことになります。
マイナスの財産がプラスの財産を上回りそうな場合は、「相続放棄」や「限定承認」を行う事で借金等の支払い義務から逃れることができます。
【相続放棄】
被相続人のマイナスの財産もプラスの財産も全く受け継がないことをいいます。相続放棄するには、相続が開始した後に家庭裁判所での手続きが必要です。
【限定承認】
被相続人の債務額が不明の場合などに、相続財産の範囲で債務を精算したうえで、プラスの財産が残った場合のみ受け継ぐことをいいます。こちらも家庭裁判所での手続きが必要です。
上記のどちらかの方法によって債務の支払いを回避することができるのですが、両方とも家庭裁判所での手続きが必要な上、原則として亡くなってから3か月以内という厳しい期間の制限があるため、迅速に手続きを行わなくてはなりません。
相続放棄についてくわしくはこちら
3.相続財産を適切な時期に処分することができる
亡くなった方の財産は、手続きをしなければ被相続人の名義のままです。また、被相続人名義のままでは、基本的に財産を処分することはできません。
そのため、相続手続きを放置してしまうと、いざお金が必要になったときに預貯金を引き出せない、株式を現金化できない、不動産を売却できないなどの事態が起こり得ます。
特に株式等の証券や不動産については、売り時を逃してしまったせいで、何百万円、何千万円も損してしまったという事もあり得るので、相続発生後は速やかに名義変更等の手続きを行っておくべきです。
面倒な相続手続きをまるごとおまかせしたい方はこちら
JA(農協)の相続手続きを含む相続手続きでお悩みの方は
大切な方が亡くなったばかりで精神的余裕がない、仕事や家事育児で忙しく時間が取れない、事務作業が苦手なのでできれば誰かに丸投げしたい、等の様々な理由からご自身で手続きを行うのが難しい方も多いと思います。
当事務所ではそんな方々のために、面倒な相続手続きを一括しておまかせいただける「相続まるごとおまかせプラン」をはじめとしたさまざまな相続サービスを提供しております。
当事務所にご依頼いただければ、戸籍の収集から、相続財産の調査、財産目録の作成、遺産分割協議書の作成及び署名捺印の手配、各種名義変更・解約手続きまで全て代行・サポートさせていただくので、慣れない手続きや書類の準備・作成に振り回されることなく、故人を悼む日々を過ごすことができます。
ややもすれば感情的になりがちな遺産分割についても、冷静にかつ円満に解決できるよう、第三者である専門家が法的なアドバイスを行います。
相続をきっかけにして、相続人どうしがいがみ合う、いわゆる「争族」にならないように、知恵と知識と経験でサポートさせていただきます。
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当事務所では、JA(農協)銀行やそのほかの金融機関の預貯金の相続手続きのサポートを、これまで数多く行っております。
これまでの豊富な経験をもとに、サポート・アドバイスを行うので、お客様がお持ちのお悩みはもちろん、自分では気づかなかったような問題まで解決することが可能です。
相続に精通した司法書士が親切丁寧に対応させていただきますので、ご依頼を検討中の方は、まずは無料相談をご利用ください。
※記事の内容や相続手続の方法、法的判断が必要な事項に関するご質問については、慎重な判断が必要なため、お問い合わせのお電話やメールではお答えできない場合がございます。専門家のサポートが必要な方は無料相談をご予約下さい。
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JA(農協)の相続手続きの問い合わせ先・支店等
最後に、JA(農協)の相続手続きをご自身で行う方のために、相続手続きに関する問い合わせ先や当事務所周辺の店舗情報をご案内します。
※当事務所はJA(農協)の問い合わせ窓口ではありませんのでご注意ください。具体的な手続き方法や手続きの進捗状況などのお問い合わせにはお答えできません。ご用件のある方は直接金融機関へご連絡ください。
JA(農協)の相続手続きについてくわしくはこちらのホームページをご覧いただき、直接店舗にお問い合わせください。
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電話番号:03-3308-6666